飼育前に!ボタンインコの生態や特徴などを紹介
カラフルな毛色に白いアイラインが特徴的なボタンインコ。ここでは、ボタンインコの生態や特徴をご紹介します。
ちなみに、私は北海道札幌市でボタンインコを約2年前から飼育し始めています(2021年1月時点)。
下の画像は、飼育しているボタンインコの「ぶーちゃん」です。
Youtubeのチャンネルを開設して、普段の遊んでいる様子などをアップしているので、よかったら観ていってください。
甘えん坊のボタンインコの様子が観えて癒されますよ!
ボタンインコの生態
分類
ボタンインコは、オウム目インコ科ボタンインコ属に分類される鳥類です。
ボタンインコやコザクラインコは「ラブバード」と呼ばれており、語源はボタンインコ属の英名である「Love Bird」からきています。
ラブバードの字面のとおり非常に愛情深いインコで、一度心を開くと甘えん坊になる子が多いです。
生息地・生息環境
野生のボタンインコは、アフリカで生息しています。熱帯地方に生息しているため、鳥の中では比較的寒さに弱い傾向があります。
基本的に群れで行動し、群れの中でコミュニケーションを活発に行う種類です。
野生下では、主に植物の種子や果実などを採餌しています。
種類(品種)
ボタンインコの種類は、主にヤマブキボタンインコ、ブルーボタンインコ、モーブボタンインコ、シロボタンインコ、アルビノボタンインコなどが知られています。
ペットショップでは、ヤマブキボタンインコやブルーボタンインコを見かけることが多いです。
私も後で知ったのですが、ブルーボタンインコは日本で生まれた品種のようです。
寿命
ボタンインコの寿命は、飼育下で10~15年程度と言われています。
年齢によって雛、幼鳥、若鳥、成鳥、老鳥とライフサイクルが分かれており、大まかな目安は以下のとおりです。
雛 :0~1か月
幼鳥:1~6か月
若鳥:6か月~1年
成鳥:1~8年
老鳥:8年以降
大きさ・体重
大きさ
ボタンインコの大きさは、13~15cm程度です。手の平に乗せると、すっぽり収まるぐらいの大きさです。
身近な鳥だと、スズメがほとんど同じサイズ(14cm程度)です。
体重
ボタンインコの体重は、ライフサイクルに応じて変化します。成鳥以降だと、30~50g程度が標準的な体重であることが多いようです。
一般的に鳥類は冬の寒さに備えるために体内に脂肪を蓄える習性があり、冬は体重が増加する傾向があります。
雌雄の見分け方
外部形状で識別
ボタンインコの雌雄は、外見で見分けることができます。識別ポイントは頭頂部と嘴の形状です。
主観ですが、嘴よりも頭頂部の形状で識別した方が、容易に識別できると思います。
項目 | オス | メス |
頭頂部 | 丸みがある | 平ら |
嘴 | メスに比べて小さい | オスに比べて大きい |
行動から識別
外見上の特徴だけでなく、雌雄で行動内容が異なるため、こちらでも雌雄を識別することができます。
- オス
- はき戻し(求愛行動)
- お尻をこすりつける
- メス
- 紙などを細くちぎって羽に刺す
- 狭い場所に潜り込む
- 飛行機ポーズをとる(交尾の体勢)
- 無精卵を産卵する
ボタンインコの特徴
性格
愛情深い
仲間と認めたものに対しては、非常に愛情深い性格をしています。
ただし、愛情深く甘えん坊な性格がある一方、嫉妬心が強くわがままな一面があります。
好奇心が強い
慣れ親しんだ場所、自分のテリトリーだと思っている場所では、とても好奇心が旺盛になり、初めて見るものに対しても物怖じしないで自分からどんどん近づいていきます。
注意点として、縄張り意識が強いことから、縄張りの中にうかつに手を突っ込むと突然走ってきて噛まれることがあります。
神経質
始めていく場所や初対面の人・物に対しては、臆病な一面が見受けられます。
噛む力が強い
かわいらしい見た目に相反して、中型インコの中では噛む力が強いです。信頼関係が築けてくると、基本的に甘噛みになるため本気で噛まれることはほぼなくなります。
しかし、ふとした瞬間にスイッチが入り、本気噛みをしてくる時があります。本気噛みをされると、手から血が出るほどの強さで噛まれるので、注意が必要です。
鳴き声
小柄な見た目に反して鳴き声は意外と大きいです。声が高音であるため、よく響きます…。
ペット不可の物件で飼育する場合は、後々トラブルが起こらないように事前に管理会社に確認を取った方がよいかと思われます。
さいごに
ボタンインコと信頼関係をうまく築くことができれば、非常に甘えん坊な子になります。
一方で、嫉妬心が強いため継続的に遊ぶ時間を確保する必要があります。
飼育前に飼育環境が整っているか確認し、お迎え後はいっぱいボタンインコと触れ合って楽しいインコライフを送れるようにしてあげてくださいね!
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